モッコクの透かし剪定のポイント
2025.12.10更新
皆さん、こんにちは！加須市の植木屋、中島造園の中島です。
今回はモッコクの剪定についてのお話です。
まずモッコクの剪定の最適な時期ですが
初夏の6月から7月頃になります。
花が終わった後で
混み合った枝を中心に剪定します。
この時期に剪定をすることで
風通しが良くなり
病害虫の発生を防ぐことができます。
次に秋の11月から12月頃で
木が休眠期に入る前に
古くなった葉っぱや枯葉を
取り除くのがおすすめです。
ただしモッコクは寒さに弱いので
寒冷地では秋の剪定を避けて
暖かくなる3月頃に行うと
木へのダメージを減らせます。
特に真夏や厳冬期の剪定は
木に負担をかけるため
避けるようにしましょう。
次に剪定のポイントですが
モッコクの自然な樹形を生かして
花付きを良くするためには
透かし剪定が適しています。
透かし剪定では
不要な枝を間引いて
全体のバランスを整えます。
夏以降に強く剪定すると
翌年の花が減る可能性があるため
切る枝と残す枝を見極めることが大切です。
また、モッコクは成長が比較的緩やかなため
過剰な剪定や強剪定は避けたほうが良いです。
剪定しすぎると
枝先に栄養が集中し
木全体の成長に支障が出たり
花芽がつかなくなったりする
可能性があります。
最後に切り口のケアですが
剪定後は切り口に融合剤を塗ることで
乾燥や病原菌の侵入を防ぎ
木の健康を保つことができます。
モッコクは剪定によって
形を整えやすい樹木ですが
大きく成長したモッコクの樹形を
美しく保つのは難しい場合もあります。
庭木の王様と呼ばれる
美しい樹形を維持するためには
やはり定期的なお手入れが必要です。
簡単ではございますが
モッコクの剪定についてお話しました。
解説動画はコチラ！
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